農たりんブログ

雇われ農家の農たりん旅田が将来独立就農し、エコロジカルな生き方を模索します!

大根談義。国境を越える。

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かなりご無沙汰です。

10月は何かと考え事をしていてブログを書くモチベーションがありませんでした。

珍しくクヨクヨしてました。食生活も乱れました。病気こそしなかったものの気分は上がらない状態が続きましたが、もう今は大丈夫です。マイナスに陥っていた自分を肯定することで前に進む気持ちに切り替えることができました。

 

やったるでー!

 

大根達よ。サンクス!!ってことで大根談義です。

 

 

 

【折れた大根】

10月頭には台風が接近し、芽が出て間もない大根を襲いました。

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写真の通り、台風で大根の茎がポキっと折れてはいるものの、芯?は折れてはいないのです。外側の細胞壁がやられたが、内側の維管束で繋がっているのであろう。

さてこいつにはどう対処すべきか旅田の勘ピュータが熱くなる。

 

 

① 株寄せしてまっすぐ立たせてあげる。

② ダメかもしれないのでもう一回種を播く。

③ ①②どちらもする。

④ 何もしない。大根は回復する。

 

 

ん~~~~~~~~分らんからいろんな人に聞いてみよう!

急ぎやし。

 

 

最初に電話したのは熊本で大変お世話になった肥後あゆみの会の澤村さん。

研修でお世話になりました。

higoayuminokai.co.jp

ハウス有機トマトのドンといっても過言ではありません。

 

1年半ぶりの電話。すると耳慣れないコール音が・・・??めっちゃ音が高い。

 

電話が繋がり挨拶をすると笑って対応してくれました。

早速大根について相談すると、

 

「今は自然農法の勉強会に韓国へ行ってる。」

 

 

へ???韓国!? 

 

なんと不意に韓国へ国際電話をしたようです。初国際電話でした。

電話代が気になる・・・

 

あーチョウ先生でしたっけ??すごいなー行きたいなーなんて考えてると

 

 

「それから大根なら阿蘇の白石さんに聞いたらいいよ。連絡先教えるよ。」

 

 

おお、なんと心強い。しかも農家さんを紹介していただけるなんて・・・

ありがとうございます。

 

いやーほんと器がデカいっす。またお会いしたいです。

 

つーことで次は白石さんに電話。

白石農園

https://www.facebook.com/白石農園-4

 

急遽Facebookでお友達になっていただき、メッセンジャーで写真を送信。

 

白石さん「そのくらいなら放置してても回復すると思いますけどね~。一応いろいろ聞いてみます。」

 

する今度は白石さんの師匠やそのほかの農家さんに聞いていただけることに。

なんかすごいことになってきたなw

 

 

で結論は ④何もしない。大根は回復する。

 

 

 

いやー勉強になりました。ありがとうございます。

他にもいろんな人に聞いたり電話したりSNSに投稿したりと必死になりました。

 

 

ご協力していただいた皆さん、本当にありがとうございました!

 

間引き編】

 

大根の間引きが遅れ、大根を引っこ抜くか根を残して切るかをひたすら1ha・・・・

 

 

ここまでに育った大根をただ捨てるのは勿体ないと思ったので、ボスに提案。

 

 

旅田「間引き菜って大根葉として加工に回せますか?」

ボス「ん~写真撮って見せてや」

 

写真を撮ってメッセンジャーで送る。

 

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ボス「加工するにはちょっと小さいけどやろう」

 

 

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

 

 

ってことでただの栽培基本管理作業の間引きが収穫作業になりました。

ただそうすると間引いてポイっとしていたのをキレイにまとめてコンテナに入れるのは手間がかかるため、急遽明浜から実習生に来てもらいました。手間かける分お金になっていただきます。急遽加工の作業に対応いていただいた皆さんにも感謝致します。

 

作業をするにつれ段々と大根も育ち、もちろん間引きされる大根も大きくなるため、後半になると葉っぱもかなり立派になってきました。加工する側としてはいいのですが、今度は間引きして残す大根の生育が心配になりました。

特に引っこ抜かずにハサミで根を切ったところの大根の生育が大丈夫なのかと・・・

 

というのも普通は大根の間引きは本葉5~6枚までのうちに引っこ抜いておくべきなのです。しかし今回の僕たちは”間引き”というより”収穫”という感覚でやったので、加工される大根葉には根っこは要らない、そのため根は切っておこうということにしました。それとここまで大きくなってしまったのを引っこ抜くと隣の大根に悪い影響を与える可能性がある。残した根は自然と微生物に分解され隣の大根の栄養になる。と考え間引きした大根の根はほとんど地中に残しました。

 

間引き(収穫)が終わり、自然農法をされている農家さんにこのことを言いました。

 

間引きは根を残すべきか否か。

 

その農家さんは

「普通間引きは引っこ抜きますよね?」

 

とさらっと言われかなり不安になる農たりん旅田。

 

 

やばい・・・大根は失敗できんぞ。。。。

 

 

大根の根元を覗くと

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大根の手前側で白さがなくなり大きくなっていないのが以前に切って間引いた大根の根です。 分りますか?

 

中には切り口からまた葉が出ているものもありましたが、メインの大根の生育を阻害するほどのものではありませんでした。

 

 

よかったよかった。

 

 

1月から2月まで収穫体験・お手伝いさん大募集です!!是非お越しください!!おでんにして食いましょう!!